野球肩・野球肘｜川越霞ヶ関駅前接骨院

野球肩・野球肘について知っておくべきこと
原因とメカニズム： 野球肩や野球肘は、過度な投球動作や不適切なフォームにより肩や肘の組織に負担がかかることで発生します。特に肩の腱板や肘の内側側副靭帯が損傷しやすいです。
症状の認識：初期段階では、軽い痛みや違和感が現れますが、放置すると痛みが増し、可動域の制限や力の低下を伴うことがあります。早期発見と対処が重要です。
予防とケア：適切なウォームアップとクールダウン、ストレッチ、そして筋力トレーニングを行うことで、肩や肘の負担を軽減できます。また、定期的にフォームをチェックし、専門家の指導を受けることも効果が期待できます。
施術法：症状が出た場合、まずは投球を中止し、患部を安静にすることが大切です。アイシングや抗炎症薬の使用、物理療法、そして適切なリハビリテーションを行うことで回復を促します。場合によっては手術が必要なこともあります。
長期的な影響：野球肩や野球肘を適切に管理しないと、慢性的な痛みや機能障害に繋がる可能性があります。キャリアや日常生活に影響を与えることがあるため、早期の対策と施術が重要です。

野球肩や野球肘の症状は、以下のように現れることがあります。
野球肩の症状
肩の痛み：投球動作や特定の動きをした際に肩に鋭い痛みを感じることがあります。
肩のこわばり：肩の可動域が制限され、肩の動きが固く感じられることがあります。
肩の弱さ：肩の筋力が低下し、投球速度や力が減少することがあります。
肩の腫れ：肩の周りに腫れや炎症が生じることがあります。
野球肘の症状
肘の内側の痛み：特に投球動作の後、肘の内側に痛みを感じることがあります。
肘のこわばり：肘の可動域が制限され、肘の動きが固く感じられることがあります。
肘の弱さ：肘の筋力が低下し、投球速度や力が減少することがあります。
肘の腫れ：肘の内側に腫れや炎症が生じることがあります。

野球肩や野球肘の原因は、投球動作による肩や肘への過度な負担が主なものですが、その他にもいくつかの原因があります。
野球肩のその他の原因
インピンジメント症候群：肩の骨と骨が衝突して痛みを引き起こす症状です。特に肩が60度から120度の角度にある時に痛みが出ることが多いです。
上腕骨骨端線離開（リトルリーグショルダー)：成長期の野球プレイヤーに見られる症状で、上腕骨の骨端線がずれることで肩の前側に痛みが出ます。
ルーズショルダー（肩関節不安定症）：肩の靭帯や関節包が緩いことによって起こる症状で、肩の可動範囲が広い方に発症しやすいです。
腱板損傷： 肩を動かすために欠かせない回旋筋腱板が損傷することで、肩に激しい痛みが出たり、肩を挙げられなくなったりします。
肩甲上神経損傷：肩甲骨の上部にある肩甲上神経が圧迫されたり損傷したりすることで、肩の疲労感や肩が上がりにくくなる症状です。
野球肘のその他の原因
内側型野球肘：肘の内側に痛みが出る症状で、内側上顆という骨が折れたり炎症を起こしたりすることが原因です。
外側型野球肘：肘の外側に痛みが出る症状で、肘関節の外側に付く軟骨が炎症を起こすことが原因です。
後方型野球肘：肘の後ろに痛みが出る症状で、肘頭という骨が骨折したり、他の骨と衝突することで痛みが生じます。

野球肩や野球肘を放置すると、いくつかの深刻な問題が発生する可能性があります。
野球肩を放置した場合の影響
慢性的な痛み：未施術のまま放置すると、肩の痛みが慢性的になり、日常生活やスポーツ活動に支障をきたします。
可動域の制限：肩の可動域がさらに制限され、腕を上げたり回したりすることが困難になります。
筋力の低下： 痛みや不安定性により、肩周りの筋肉が弱くなり、腕の力が低下します。
腱板損傷の悪化： 未施術のまま放置すると、腱板損傷が進行し、回復がさらに難しくなります。
野球肘を放置した場合の影響
持続的な痛み： 肘の痛みが長期間持続し、日常生活や投球動作に影響を与えます。
関節の不安定性：肘の内側側副靭帯（UCL）がさらに損傷し、肘関節の不安定性が増します。
可動域の制限：肘の可動域が狭まり、曲げ伸ばしが困難になることがあります。
骨の変形：特に成長期の選手では、肘の骨が変形し、将来的に関節の機能障害を引き起こすことがあります。

当院で野球肩、野球肘に効果が期待できる施術は「上半身ストレッチ」「肩甲骨はがし」があります。
「上半身ストレッチ」では、広背筋や僧帽筋、大胸筋や肩甲骨の周りの筋肉を中心にストレッチをかけて柔らかくしていく施術になります。筋緊張が強い方や関節可動域が狭い方は、特に施術効果がでやすい傾向にあります。
「肩甲骨はがし」では、肩甲骨と背骨の間にある筋肉（菱形筋）や前鋸筋などを中心に緩めていき、施術効果を出していきます。肩甲骨を動かすための筋肉の柔軟性がなく、筋緊張が強い方に効果が期待できます。
いずれも患者様の症状や状態により必要なアプローチは異なります。
「鍼」での施術や「深部電気療法」など他の施術が効果が期待できるケースももちろんございます。
同じ病名でも患者様の症状はさまざまですので、一度ご相談いただけたら幸いです。適切な施術を行わせていただきます。

野球肩や野球肘を軽減するためには、いくつかの重要なポイントがあります。
野球肩・野球肘の軽減ポイント
適切な休息：投球による負担を減らすため、十分な休息を取ることが大切です。無理に投球を続けるのではなく、痛みがある場合は休むことを優先しましょう。
ウォームアップとクールダウン：投球前後にしっかりとウォームアップとクールダウンを行うことで、筋肉や関節の柔軟性を保ち、怪我のリスクを減らします。
ストレッチと筋力トレーニング：肩や肘の周りの筋肉を強化するトレーニングとストレッチを取り入れることで、関節への負担を軽減します。特に肩甲骨周りの筋肉を鍛えることは効果が期待できます。
投球フォームの見直し：投球フォームが原因で肩や肘に負担がかかっている場合があります。専門家にフォームをチェックしてもらい、軽減を目指すことで症状の悪化を防ぎます。
アイシングと炎症対策：投球後にアイシングを行い、炎症を抑えることが重要です。抗炎症薬の使用も検討しましょう。
リハビリテーション：専門家の指導のもとで、適切なリハビリテーションを行うことで、徐々に投球を再開することができます。
専門医の診断と施術：症状が軽減しない場合や痛みが続く場合は、専門医の診断を受け、必要な施術を受けることが重要です。早期の診断と施術が回復を早めます。